幼児期の英語学習はおうちでスタート!

幼児の英語教育で大切なのは「英語は楽しい」と感じることです。おうちで安心して、遊びを通して英語を学んでいける方法をご紹介します。

新型コロナウイルスの感染予防 手洗いソングで楽しみながら

新型コロナウイルスの感染が続いています。

人が罹患する源因の多くは、細菌やウイルスが

口や鼻、目から体内に入ることです。

見た目に汚れていなくても、

手にはウイルスが付着している可能性があります。

子どもたちは、つい手がお口にということがあります。

石けんと流水できれいに洗い流す習慣を身につけることや、

マスクは感染予防の基本ですね。


小さな子供達には、楽しみながらしっかり手洗いできるよう、

手洗いソングを歌いながら行ってみましょう。

手洗いソングは手洗いのポイントをしっかり取り入れ、

手洗いの基本をおぼえるのに最適です。

 

www.youtube.com

こちらで練習して、うごく絵本で実際に洗ってみましょう。

 

花王あわあわ手洗いのうた うごく絵本
www.youtube.com

頻繁な手洗いで、乾燥や肌荒れを防ぐため、ぬるめのお湯で洗ったり

ハンドクリームを使うとよいでしょう。

  

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5・6年生「英語教科」へ、おうちでも英語に親しもう

いよいよ4月から、5・6年生は英語が正式教科になります。

子供たちは、すでに「外国語活動」として親しんでいる授業ですので、

不安などは感じていないと考えられますが、

親のほうが気になるところかもしれません。

 

教科「英語」として週2コマ、

他の教科と同じく3段階評価で成績が付きます。

扱う単語数は600~700で、

読む・書く・話す(やりとり)・

話す(発表)といった内容となります。

あくまでも、中学での英語に向けた準備ですので、

長文や英作文といったものではありません。

文字を指でなぞる、薄く印刷された文字をなぞり書きする、

見本をまねて書くなど段階を踏んでいくことになりますので、

特に心配することはありません。

 

中学校では2021年度より次期学習指導要領が全面実施されます。

中学校段階の目標語彙数は、

現在の1200語から1600〜1800に増え、

さらに、これまで高校課程で学習していた

仮定法や原形不定詞などの文法事項も加わります。

 

 

小学校で子供たちが学習していく内容は、

生活に身近な単語やフレーズです。

相手の話すことを聞き理解する、

自分の気持ちを伝えるなど「聞く」「話す」といった

コミュニケーション能力を身に着けていく

ということに重点が置かれます。

 

 

ご家庭でも、発音や文法が多少間違っていても

気にせず楽しんで使ってみましょう。

 

kodomo-abc-lesson.hatenablog.jp

 

 

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フォニックスルールを知って親子で一緒に話してみましょう

英語の難しさは、アルファベットの呼び方と

単語の読み方が一致しないことが大きな原因です。

それをフォニックス学習で乗り越えることができます。



フォニックスとは、英語の発音と

スペルの規則性をルール化したものです。

英語の単語は、わずか26文字のアルファベットの組み合わせで、

「a」という文字1つにも、7通りの発音があり複雑です。

しかしルールを覚えれば単語が読めるようになります。



日本人が多く使う単語のルールは84個程度で、

これを理解すると、未習の単語でも

自分の力で発音できたり、

英語を聞いて、スペルを正しく書くことができます。



またフォニックス学習をすることにより、

アルファベットの音を正しく聞き分けられ、

口の形や音の出し方を意識して

英語らしい発音で話せるようになります。



フォニックスは、英語を聞く・話す・読む・書くことの土台で、

英語圏でも、多くの子ども達がフォニックスを学んでいます。

 

This is Phonics 1 [CD付]

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聞く・話す・読む・書くが バランスよく学べます



幼児英語では、フォニックスを始める前に

英語の音に慣れ親しんでいると

学習をスムーズに進めることができます。

英語の歌を歌ったり、絵本やCDを聞く、DVDを見る

おうちでの簡単なフレーズ会話を使ってみましょう。

 

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幼児期の言葉は家庭で育つもの(日本語・えいご・いろいろなくにのことば)

 

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2011年度より、外国語活動として

小学5,6年生で必修化されている英語学習ですが、

2020年度から3,4年生に早められ、

5,6年生は「英語」として教科になります。

 

必修とは必ず小学校で教えるということですが、

現在ALT※ 主導で行われる英語活動が主で、

教科ではなく学習内容やテキストは学校や教員が決めています。

(※ALT:英語の授業を、英語担当教師と協力して進めていく外国人の先生)

 

「教科の英語」となると、検定教科書使用で、

通知表に成績としてつきます。

英語によるコミュニケーション能力の基礎を養うことが目標となり、

外国語活動とは異なり、具体的に「英語のスキル」を育てていきます。

 

これらのことが、幼児期からの英語学習へと関心が繋がり、

雑誌を開けば幼児英語教育の特集が組まれ、

英会話教室やオンライン英会話などの英語学習サービスも増えてきています。

 

しかし幼児期の言葉は家庭で育つものです。

幼児英語教育のスタートは、家庭で楽しみながら

少しずつ身についていけると理想的です。

2020年の英語教育改革に備えても、考えていきたいと思います。

 

 

1 幼児期の英語教育は何歳から?

2020年度から小学5,6年生は外国語活動から教科に

 2020年度からの実際の学校での学習内容

幼児期からの英語学習については賛否両論

 

 

2 幼児英語学習の目的・目標について

文部科学省 英語教育改革提言を一部紹介

  英語教育改革について

・英語教育改革の背景

・知識としての英語から、知識を活用して使う英語へ

文部科学省の幼稚園教育要領 ねらい及び内容 「言葉」

・幼児の英会話教育が注目される理由

・幼児期の英語教育で重要な事

・幼児英語教育のもたらす他のメリット

 これからはグローバル社会!

・日常生活に困らないレベルの語学習得にかかる時間

 

 

 

3 発達脳科学から見た幼児期の英語習得について

 年齢別子どもの発達と英語教育

・0~1歳は歌中心に短い時間で

・2、3歳は歌や絵本などの音から慣れ親しむことが大切

・4、5歳はネイティブに触れるなど、体験を通した学習も

・小学生の英語学習 

・小学校の「外国語活動が好き」という児童は7割

  英語習得にかかる学習時間の確保

・継続

 

  

 

幼児期の英語の教え方

幼児英語教育のタイミング

 効果的な幼児英語の学習方法

・幼児期の英語耳を育てる学習法

  シャドーイング
  イマージョン教育

・最初は英語を「聞く」ことから始める  

 ・英語の歌やDVDを楽しむ  
 ・簡単なフレーズで教える
 ・慣れてきたら「読む」ことにも挑戦させる
 ・アウトプットしたくなったら「話す」練習を始める                ・英語をある程度理解できてから「書く」練習に               

  

 幼児期に楽しく英語を学ばせるコツ(家庭編)

 

 

5 幼児の英語学習 おうちでの楽しい練習やあそびかた

幼児期という「英語学習の黄金期」を無駄にしない

・幼児のうちに練習しておいた方が効率が良いこと

 

家での楽しい練習・あそびかた

おうちでの幼児英語におすすめの方法・教材

英語絵本
 
毎日の生活の中で使える簡単英語フレーズ

・朝に使えるフレーズ
・お出かけに使えるフレーズ
・お家で
・お休み前に

フレーズ集

 

子どもと楽しく歌いましょう!

♪英語の童謡
♪体のパーツを使った英語歌遊び

 

色集めであそぼう!
楽しい映画で英語学習
ピクチャーカード
文字読みのスタート
子供と英語自宅学習に使えるテレビやユーチュブなど
ディズニーチャンネル
フォニックス教材

 

家庭学習の足りないところを英会話教室で補う 

おうちで学べるオンライン英会話や英語教材

  • 世界の七田式英語教材7 (教材)
  • ディズニーの英語システム DEW(教材・イベント)
  • リップルキッズパーク (オンライン)
  • hanaso kids ハナソ キッズ(オンライン)
  • ハッピーイングリッシュ(教材) 

 

 

6 幼児英語学習の環境(教室)の選び方

幼児英語学習の環境

 ・インターナショナルスクールとは
・ プリスクールとは

英会話スクールのメリット・デメリット

 幼児期に英語・英会話スクールに通うメリット
 幼児期の英語・英会話スクールのデメリット

 

幼児期 英語教室の選び方

  •   幼児英語教室 レッスンプラン
  •   幼児英語教室 料金
  •   幼児英語教室 送迎
  •   幼児英語教室 講師
  •   日本人講師による英会話教室
  •   ネイティブ講師による英会話教室

 

 

 

7 幼児英語の問題点

幼児英語教育に拍車がかかっている要因

 幼児英語教育は必要か

・今までは、英語を必要とする環境が少なかった
・日本人の英語力はかなり低い
・海外での幼児期の英語教育の状況

 

幼児期の英語学習の問題点

・お金がかかる
・大人になったらすっかり忘れてしまう
・日本語に弊害が出るのでは
・英語アレルギーになってしまわないか
・他の可能性を見逃す場合がある
 そのうえで

 

早期英語教育のメリット

・幼児期には、 ゆるい目標を設定
・英語学習は継続して、自分から、良い学習環境で

 

 

8ことばなんでもニュース 

 

 

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1 幼児期の英語教育は何歳から始めたらいいの?

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2020年度から変わる小学校での英語学習

2020年度から、3,4年生の外国語活動は、週一程度(年間35コマの英語活動が義務化)で歌やゲームなど英語に親しんでいきます。現在5,6年生に実施されているような内容になりますが、子ども達は楽しんで参加しています。

 

外国語活動というのは、「英語の音に慣れ親しむこと」

「コミュニケーションに対する関心・意欲・態度を育てること」など

英語を使うことに親しむ事を目標にしています。

 

5,6年生は教科となり、週3回程度実施が想定され

基本的な英語の読み書きも加わりますが、

聞く話すことが中心となるようです。

 

「教科の英語」は、英語によるコミュニケーション能力の

基礎を養うことが目標となり、

外国語活動とは異なり具体的に

「英語のスキル」を育てることになっていきます。

これらのことが、幼児期の英語学習への関心に繋がっています。

 

 幼児期からの英語学習については賛否両論

一日中英語だけの環境のように極端な教え方をすると、

日本語の習得が遅れてしまう原因になるなど、

学習方法や環境によって、良い結果が得られない場合があります。

 

しかし、聞く力というのは小さい頃の方が育ちやすい事は確かで、

早くから英語に触れておくことは、悪いことではありません。

言語の脳が形成される幼児期は、

言語を聞き分ける力が優れています。

日本語での生活のなかにいれば、

日本語を自然と覚えていくように、

英語もこの時期から親しんでいけば、

英語の理解力、伝える力が期待できます。

 

幼い時期から英語を習わせたいと考えるならば、

幼児期に合った教え方や教材に注意しながら、

英語に親しめるような環境を与えていくのが良いでしょう。

 

英語教育を始める年齢に悩んだときは、

ご両親で子供にどれくらい英語を話せるようになってほしいか、

話し合いをしていきます。

 

ネイティブ(この場合、英語を母国語として話す人という意味)

並みに話せるようになってほしい、

将来の選択肢を増やしてあげたいと考えた場合、

やはり早い時期に英語教育を始めた方が良いでしょう。

 

小学校に入ってからでも間に合いますが、

9〜11歳は、英語学習にとって重要だと考えてください。

 

スキャモンの発育曲線※からすると、

人間の神経系は、5歳頃までに大人の80%ほどまで、

12歳を迎えるころに100%に成長すると言われています。

ネイティブの発音を12歳までに聞かせることで、

「L」や「R」の発音の違いなどが

聞き分けられるようになるなどと考えられているためです。

 

※スキャモンの発育曲線:

子供が成長していく中で、

器官や機能は別々の発達をしていきます。

スキャモンの発育曲線は20歳のころを100とした場合に

どの程度成熟しているかを表す曲線です。

そこから、一つの発育、発達でも吸収しやすい時期、

しにくい時期が出てきます。

最も吸収しやすい時期に、それぞれに適した刺激を与えることで、

子どもの能力が高まっていくとされています。

 

 

 

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2 グローバル化進展の中 幼児英語教育の目的・目標について

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文部科学省 英語教育改革提言(一部紹介)

2020年度から3.4年生は外国語活動、

5.6年生は「英語」として教科に変わります。

 

今後の英語教育の改善・充実方策について 報告
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/102/houkoku/attach/1352464.htm

  

 

英語教育改革について

英語教育改革の背景(一部抜粋)

グローバル化の進展の中で、

国際共通語である英語力の向上は

日本の将来にとって極めて重要である。

アジアの中でトップクラスの英語力を目指すべき。

今後の英語教育改革においては、

その基礎的・基本的な知識・技能とそれらを活用して

主体的に課題を解決するために必要な思考力・

判断力・表現力等の育成は重要な課題。

 

・我が国の英語教育では、

現行の学習指導要領を受けた進展も見られるが、

特にコミュニケーション能力の育成について

改善を加速化すべき課題も多い。

東京オリンピックパラリンピックを迎える

2020(令和2)年を見据え、小・中・高等学校を通じた

新たな英語教育改革を順次実施できるよう検討を進める。

並行して、これに向けた準備期間の取組や、先取りした改革を進める。

 

 

知識としての英語から、知識を活用して使う英語へ

小学校英語教育は、

中学でやっていたことを前倒しということではなく、

使える英語力を身につけるための改革の一歩です。

英語を話す、使うことを重視する内容に変わっていきます。

 

中学校では、すでに高校で実施されている

「授業は英語で行うことを基本とする」という

指導の方向性が発表されています。

英語の単語や文法など知識の学習から、

生徒自身が英語を使う授業にしていくということです。

 

今までの日本の英語教育の反省も踏まえ、

文法や暗記を中心にしてきた教育から、

「読む・聞く・話す・書く」の4技能を育み、

使える英語力を身につける教育を目指していきます。

 

高校では、「英語で発表・討論などの活動を行う授業」へと

変わっていく予定です。また大学入試でも、

4技能「聞く、読む、話す、書く」を

問う試験に変えていこうということです。

 

今までの学校教育では、なかなか身につかなかった「使える英語力」を、

小学校から高校までの一貫した英語教育で、

身につけられるようにしていきます。        

小学5、6年生から英語導入することで、

これまでより小・中で学ぶ内容の連携をよくして、

英語力が積み上がっていくことが期待されています。

 

 

文部科学省の幼稚園教育要領 

ねらい及び内容「言葉」から考える幼児英語

経験したことや考えたことなどを自分なりの言葉で表現し、

相手の話す言葉を聞こうとする意欲や態度を育て、

言葉に対する感覚や言葉で表現する力を養う。とあります。

自分を表現する力は、まず日本語を

しっかり習得することによって養われていきます。

 

日本語でのコミュニケーション能力が高い子どもは、

英語力を身につけるのもスムーズと言われています。

言葉や文脈の理解、面白さを見つけることが出来るのです。

たとえ幼児期からの英語学習チャンスを逃しても、

上達する素養を備えています。

 

 

幼児の英会話教育が注目される理由

子供の習いごとランキングベスト3を見てみると、
1位  水泳
2位  ピアノ・エレクトーン
3位  英語

英語(英会話)は、近年常にトップ3に入っています。

 

水泳は体力づくり、ピアノは音楽・情操教育の定番と考えられます.

英語はというと、

  • 小学校からの英語教育に適応させるため
  • 英語への壁を早くから取り除いてあげたい
  • 英語耳※の大切な時期だからなどが多くきかれます。

※英語耳:日本語とは異なる周波数である英語の音を

しっかり聞きとれるリスニング力を指す言葉

 

日本語と英語の周波数は大きく違っていますが、

聞こえる周波数の幅は、大体10歳〜11歳までのあいだに

完成されると言われています。

そのあとに違う周波数帯に慣れようとすると、

かなりのトレーニングが必要になります。

 

一方、生まれたばかりの赤ちゃんは、

どんな周波数の言語も聞きとることができます。
したがって子供のころから英語に慣れ親み、英語耳を養っておくと、

自然と英語を聞きとれるようになると考えられます。

英語を勉強するなら、耳が完成する前の

幼児期からがいいと言われるのはこのためです。

英語教材などを使って、

子供にたくさん英語の音を聞かせてあげてください。

音と連動して意味を理解できるような教材であればもっと良いと思います。

 

幼児期の英語教育で重要な事

まず子どもたちに英語を好きになってもらう、

興味をもってもらうことです。

幼児の英語教育で学ぶことは、

これから続く英語学習の入り口にすぎませんが、

好きになる事がこれからの英語学習を支え、

その後を切り開いていきます。

 

幼児期の英語教育で、高い目標を設定して

頑張らせるというのは、親子ともに疲れてしまいます。

英語教育は「毎日続けること」が大切です。

嫌いと感じてしまうと、続けることが難しくなっていきます。

幼児期の英語教育は、学んでいるというよりも

「英語で遊んで楽しかった。」といった感想を持つ程度に考えましょう。

 

しかし楽しい気持ちだけでは持続しません。

会話が通じた実感や嬉しさ、頑張ったという自信が

「英語が好き」という気持ちを持続させます。

一人でも多く英語を学び続ける入り口になってほしいと思います。

 

英語のDVDや動画は沢山出ていて、

子供が気軽に英語を聞くことができます。

英語の絵本なども有効です。

これらを子供に与えるだけでは

英語を話せるようになりませんが、大切な第一歩です。

英語に触れる機会がないと、

「英語は、必要ないんだ。」と思ってしまいます。

 

幼児英語教育のもたらす他のメリット

幼児英語学習のメリットとして、

英語力に加え、違う言語を話す国があること、

日本にはあまりない感覚や考え方が

違う人々がいるということを理解します。
また言葉のセンスも高まり、

見える世界が広がっていきます。

自分の得意なことがあると、

ほかのことにも自信がつくということも出てきます。

 

 

これからはグローバル社会!


経済・政治・医療・IT・芸術どの分野でも

英語力は必ず生きてきます。

2020年度に日本でオリンピック・パラリンピックが開催されますが、

使える英語を学ぶきっかけとしてほしいと思います。

 

日常生活に困らないレベルの語学習得にかかる時間

アメリ国務省の付属機関である

Foreign Service Instituteという組織においての

「外国語の研修成果と学習時間に関する資料」で、

それぞれの「外国語の難易度」と

「日常生活に困らないレベルの語学習得にかかる時間」をまとめています。

 

グループ1:英語と似た言語(ドイツ語・フランス語など)・・・480時間
グループ2:英語とやや異なる言語(ギリシャ語・ヒンズー語など)・・・720時間
グループ3:英語とかなり異なる言語(ロシア語・トルコ語など)・・・1320時間
グループ4:英語と全く異なる言語(日本語・中国語・朝鮮語アラビア語の4言 語)・・・2400~2760時間

 

英語習得に対し、日本人にハンデが大きいのがわかります。
この時間を確保するためにも、

幼児期からの幼児英語教育が大切といえます。

 

幼児期の子どもの英語教室通いを、

親が満足するためだったり、

子どもが親のプレッシャーを感じて行くのなら効果はそこなわれます。

幼児期の子ども、特にスタート時の英語教育は、

上達については期待しすぎず、

「英語の世界に触れる楽しさを経験させることで十分」と、

考えていないと長続きしていきません。

 

 

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3 発達脳科学から見た幼児期の英語学習と効果的な方法

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 日本語と英語の音の数を比べると、

日本語は108音、英語は1808音と言われています。

 

2歳くらいまでに多く耳にする言語の周波数帯に

反応する細胞以外は、消滅していきます。

つまり日本語だけ聞いて育った場合、

英語の発音を聞きとる回路が発達せず、

身に付けるのが難しくなってしまうということです。

 

大人になってから英会話を習得するということは、

消滅した細胞が復活することではなく、

訓練を重ねニューロンが伸びてシナプスを形成し、

新たなネットワークを形成。

そのネットワークが、消滅した細胞の機能を備え

ネットワークで能力を形成するとのことです。

       -国際大学グローコム客員教授の青柳武彦氏著 

                      「外国語が下手な日本人」より-

 

発音を聞き取る回路を増やすためには、

乳幼児期の早い段階から

英語に触れる必要があると考えられます。

  

 


発達脳科学から見た幼児期の英語習得について

生まれた瞬間の赤ちゃんの脳細胞の数は約140億個。

この脳細胞は使われないと

年間約1億個ずつ減っていくと言われています。

 

脳の発達は3歳くらいがピークと言われています。

子供が耳で聞いた言葉を真似して話しはじめるのが1歳くらい。

言葉を理解して言葉によるコミュニケーションを

取るようになるのが1歳半~2歳。

さらに、2~3歳になると思考力が備わり

長い会話もできるようになります。

脳の発達が著しいのは3歳までとお伝えしましたが、

これは子供が母国語を習得する時期にも重なっていますね。

 

子供は英語だけを話す環境に置かれると、

自分の意思を相手に伝えたり、

コミュニケーションを取るために

英語を話すことを必要だと感じます。

 

コミュニケーションを取るために英語で話しかけると、

子供はそれを聞きとろうとし、

自分の気持ちを伝えたいと思えば

英語を話すようにもなります。

 

このような実際に英語を使った体験的な学習の積み重ねで、

英語力が備わっていきます。

 

 幼児は日本語を通して英語を理解するのではなく、

耳から入った英語をそのままインプットします。

英語のまま理解するため、習得が速いのです。

また幼児は「英語を話すのが恥ずかしい」とは感じません。

それも、習得を速める理由だと考えられます。

 

幼児期は「聞く」「話す」を中心に

英語に触れることが大切です。

英語のフレーズをたくさん耳から吸収し、

インプットした英語のフレーズを実際に使う

体験的な英語学習は、子供の脳が刺激を受け

効率よく英語を習得することができるのです。

 

 

年齢別子どもの発達と英語教育

 

0~1歳は歌中心に短い時間で

0~1歳児には五感を刺激することが重要です。

赤ちゃんは「五感」でいろいろなことを感じとろうとします。

発達には個人差がありますので、発達状態に合った、

見ても楽しい「音声」の玩具などです。

 

幼児英語教育を始めるタイミングは

「子どもが発話するころ」を目安にすると

よいと考えられています。

「パパ、ママ」など意味のある言葉を発する時期が、

英語教育を始めるタイミングということです。

 

0〜1歳くらいは脳が著しい速さで成長していくため、

聞いた英語を素早く吸収します。

しかし、日本語もしっかり話せない時期に、

英語教育の時間を取りすぎると、

日本語の発達が遅れてしまう弊害も指摘されています。

日本語の発達に影響を与えない範囲で、

1日30分くらいから始めるのが良いと考えられます。

 

幼児の英語教育で大切なのは

「英語は楽しい」と感じることです。

また、この年齢は親と一緒に遊ぶことが

いちばん安心できる時期です。

親と一緒に遊びを通して英語を学ぶことがよいでしょう。

 

英語のCDやDVDで英語の歌を流す、

動画配信などで海外のチャンネルを見たり

歌を中心に英語に触れてみましょう。

kodomo-abc-lesson.hatenablog.jp

 

 

2、3歳は歌や絵本などの音から慣れ親しむことが大切

この時期の子どもたちは歌や踊りが好きです。

歌やダンス、絵本の読み聞かせなどがおすすめです。

2〜3歳になると体の動きもしっかりしてきます。

CDやDVDで英語を聞き、一緒に歌い、

リズムに合わせてダンスを楽しみましょう。

また、英語の絵本の読み聞かせもおすすめです。

楽しい絵本で英語に触れ、

親しみを感じることができます。

 

2歳ごろからは文字にも興味を持ち始めますが、

「文字」としてではなく、形合わせやブロック遊びで

文字の形に慣れ親しむことがお勧めです。

 

そこも「音」が十分に頭に入っていることが前提になります。

日本語も、生まれると同時に

「音」が充分に頭に入っているからこそ、

音と文字がつながりやすいのです。 

 

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音声・字幕には日本語以外にも、英語、フランス語、

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英語教室に通う場合、学ぶというより

英語で歌って踊って楽しむ

コミュニケーションの場と考えましょう。

 

まだまだ日本語が未熟な幼児期です。

楽しいと感じる程度に考えます。

3歳になると、言葉も増え

言語にとって重要視されているシャドーイング※も

上手にできるようになります。

シャドーイング:初めて耳にする音(英語)を聞きとめ、
そのままの音を復唱できるということ

 

 

4、5歳はネイティブに触れるなど、体験を通した学習も

 

五感を通した遊びの体験であることは

変わらず重要です。

身体的、精神的発達にふさわしい

体験を通して学習していきます。

5歳までは聞いた音をそのまま習得できるといわれ、

4~5歳のときに英語学習を始める子供がたくさんいます。

 

4〜5歳頃になると、日本語が母国語として確立されて、

幼児英語学習による日本語との

混同が少ないと考えられます。

 

学習時間も少しずつ増やしていくと良いでしょう。

また、言語は自分が思うことを人に伝えたい

という意思があって、獲得されていくものです。

この時期は自分の意思を表現できるようになり、

英語をアウトプットしたいという気持ちが高まりますから、

正しい発音の会話を通した英語学習は、

良い言語体験になります。

 

ネイティブの人と会話を楽しむ方法には、

「英語教室に通う」「スカイプ英会話を利用する」

「インターナショナルスクールやプリスクールに通う」

など様々な方法があります。

将来、どの程度英語を使えるようになって欲しいか、

費用や時間など考慮し、

子供に合った教育方法を見つけてあげましょう。

 

 幼児教育に関しては、いろいろな意見がありますが、

楽しい経験をたくさん積み、

学ぶ(えいご遊び)楽しさを知ること。

やればできる自信、自ら学ぶ姿勢を育むこと。

それらの継続が物事に取り組む姿勢だったり、

粘り強さ、好奇心に繋がっていくことを求めています。

 

 

小学生の英語学習

 

小学生からは、学校で英語学習が始まるため

英語に触れる時間というのを定期的にとることができます。

定期的に継続される学習は、

英語教育にとって大変意味のあることです。

 

このころから英語学習を始める場合、

真似をして同じように発音するという点では、

幼児期より多少難しいかもしれませんが、

少し余計に時間をかければ身に付きます。

逆に小学生になると読み書きの力は一気に伸びますし、

自分の言いたいことを表現できる力がつき、

英語学習で大きな助けになります。

 

英語学習は、多少遅れてスタートしても、

取り戻す方法はありますので、

あまり心配しなくてよいでしょう。

英語に興味を持ち、楽しさに気づいたら、

子供は驚異的な速さで英語を習得していきます。

 

 

小学校の「外国語活動が好き」という児童は7割

 

また小学校の「外国語活動が好き」という児童は7割に対し、

中学生になると「英語が難しい」と考える子が急に増えます。

いままでの中学校の英語は「読む」「書く」が多く

文法の理解を求められます。

 

小学校の外国語活動を通じて「英語での会話が楽しい」と

思った子供たちの気持ちと、

授業内容にずれが出ていたためと考えられます。

 

学校の授業以外でも、楽しい英語に触れる機会を

多く作ってあげたいところです。

海外の英語教材を一緒に聞いたり読んだり、

英会話教室、テレビやラジオ英会話も

楽しく学べる内容になってきています。

イベントなどの利用も良いと思います。

 

 

 

英語習得にかかる学習時間の確保

 

英語と全く異なる言語と言われている日本語の場合、

英語習得にかかる学習時間の確保は、

少なくとも「およそ2400時間」かかると言われています。

日本人が抱えるハンデが大きいのかがわかります。

 

日本の中学高校の英語の授業はトータルで800時間弱。

つまり日本人は、英語が下手なのではなく、

そもそも絶対的に英語に接している時間が

足りないということです。

 

英語を学ぶには、何歳をゴールにしてやっていくかを決めて、

積み上げていかないとダメだということです。

 

 

継続

幼児期に英語を始めても、継続しないと忘れてしまいます。

英語を身につけるために大切な事は、

いかに早くから始めたかより、

どれだけ継続的に英語に触れている環境で過ごせたかです。

せっかく覚えた英語を無駄にしないよう、

子供が英語に触れている機会をどんどん作っていく工夫が必要です。

 

 

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